Category: FAMILY

▼光の湯と闇の湯

受験生は旅先でも勉強。
快適過ぎる環境にむしろ勉強はかどります。笑

星のや軽井沢滞在中は、何度も瞑想をしました。
メディテーションバスという温泉があり、一面明るい光に包まれた「光の湯」と、光を一切遮断した真っ暗闇のお風呂「闇の湯」があります。

光の湯は普通の明るい温泉なのですが、闇の湯の方は本当に真っ暗。天井に弱々しい光がほんの少し漏れてるだけなので、最初はかなり怖いです。妻と娘たちは怖くて入れなかったとのこと。

僕も恐る恐るですが、闇の中を歩いていき、真っ暗闇の中、壁を触っていくと腰掛けを見つけました。そこに座り、座禅を組みます。
瞑想する時は必ず座禅を組みます。なぜか昔から座禅が大好きなんですよね。笑

自分の身体すら見えない真っ暗闇の中、聞こえるのは水の音と環境音。少しずつ心が落ち着いていきます。と同時に目が慣れてきて、身体がぼんやり見えて来ます。

頭の中の散らかった日常が、少しずつ整理されていきます。研ぎ澄まされていく感覚があります。
目を開けても閉じても真っ暗闇の中、不思議ともっと闇を求めたくなる自分がいます。闇の湯に入るのは、昼よりも夜の方がオススメです。何故かというと、闇が昼よりも一層濃いからです。闇の湯の造りは、コの字型になっており、日中だと「コ」の右端から光が漏れて来ます。夜だと光が全く入って来ません。精神を統一するためには、最高の環境かもしれません。

瞑想体験は、星のやのコンセプト通り、まさに現代を休む日であり、日常を整理する日です。また頭をクリアにして、日常へと戻っていきたいと思います。

▼母の日と星のや軽井沢

母の日。
星のや軽井沢に来ています。
昨年は、星のや京都へうちの母を連れて行ったので、今年は花のお母さんである京子ママと。

自分も親も健康であるうちに、なるべくたくさん一緒の思い出を作りたいと思っています。「親孝行」の形は色々あるけれど、とにかく子供達との楽しい思い出そのものが何よりの親孝行だと、親になった今、常々思うのです。一つでも素敵な思い出を、大切な人と一緒に過ごし、共感し、感動する。

まず、最小単位のコミュニティである夫婦を大切に。次に親と子供とのコミュニティを大切に。次に兄弟姉妹を、次に仲間を。

いつもそんな価値観で考えているのですが、そしたら星のや軽井沢で「グローバルな視点を持つ最高の家族」に偶然お会い出来ました。
やはり、家族という最小コミュニティを大切にしている夫妻を見て、隣りにいる人を大切にできない人間が、世界の裏側に住んでる他人を幸せにする事は出来ないなと改めて思いました。

軽井沢の新緑に包まれて、もう少しだけ現代を休んで来ます。

▼2018GW

2018GW。前半は仕事だったけど、後半は家族とずっと一緒に過ごせました♫

「子供が出来たら、子供にばっかり愛情がいってしまって、夫婦の間が冷めたりしないの?」
って聞かれたことがあったけど、そんな事は全くないよね。
だって、愛情の量ってバケツの水みたいに最初から量が決まっていて、それを均等に分けたりするようなものじゃないもんね。
水道から勢いよく流れる水みたいに、バシャバシャともう無限みたいに溢れて来ちゃうよね。

だから、家族が増えるごとに愛情は増えていくだけなんだよね。

今年は、家族からたくさんエネルギーをもらったまさにゴールデンなウィークでした♫

▼4/8はお釈迦様と花の誕生日!

4/8はお釈迦様と花の誕生日!

前夜祭から祝うつもりでいたけど、4月は人材ビジネスを営む僕たちには、かなりハードな月。

この2日ほど仕事が立て込んでいて家に帰れていなくて、4/8当日は7:00集合で朝から撮影。しかし、なんと14:00に撮影終了!奇跡的なスケジュール!早い!

漫画に描いたら足がぐるぐるになってそうなほど走って、花屋へ🌀
カラーとダリアとガーベラとスノーボール。花が好きそうな花束を選んだら車に乗っけて、いざ花たちが待つチューリップ園へ出発🚗💨

チューリップ園に花束って、まさに名前の通り、花に溢れた1日です。

今年の誕生日プレゼントはCARVEN。花が好きな服を購入したら、フランスから職人が来ていて、花の顔を見ながらそのままトートバッグに縫って描いてくれました。
似顔絵ならぬ、似顔刺繍。職人さんすごすぎ。記念に2人でパシャリ。

しゃぶしゃぶの後は、中村家恒例のパイ投げを璃子と計画。やっぱりパーティーにはクラッカーとパイ投げでしょう。
樹似はビックリして泣いてたけど、そのうち中村家の慣習に慣れるね。笑

1年に1回の誕生日。
おじさんでもおばさんでも、おじいさんでもおばあさんでも、何歳になっても思いっきり祝っていきましょう。

ハッピーバースデイ 花!

▼family Birthday!!

10年ちょっと前、大学時代の友達である良子がデンマークに留学に行き、帰って来た時に教えてもらった「ヒュッゲ」。

ヒュッゲとは、デンマーク語で「人と人とのふれあいから生まれる、温かな居心地のよい雰囲気」という意味。具体的には、家族や友人と暖炉を囲み、温かいコーヒーを飲みながら談笑したり、読書したり、愛に溢れるほっこりした時間を過ごすこと。そして、そこに流れる時間や空気感そのものも指します。デンマーク人のアイデンティティを表す大切な価値観。

「最高に豊かな考え方だなぁ。」と衝撃を受けたので、今でも鮮明に覚えています。

先週末、僕とまーぼー兄ちゃん誕生日を家族に祝ってもらいました。家族との誕生日パーティーは、まさにヒュッゲな時間。

手作りフルーツタルトのフルーツが山盛りだった話。保育園の入園が決まってホッとした話。オーナーのこだわりが詰まった宮古島キハダマグロのハンバーガーの話。誕生日プレゼントにビールがぬるくならないグラス(20,000円)を買った話。

大好きな人達と、大好きなものを食べる。

これぞヒュッゲ。

心に栄養が溜まっていく大切な時間でした。

▼原風景

花が小さい頃にパパによく連れて行ってもらったという西武園へ。

花は20年以上ぶりに来て、
「あー!ネコがいない!」
「え?!ジェットコースターは?ない!」
「ここ遊具いっぱいあったのに無くなってるー!」と
明るく楽しくワーワー騒いでいました。

僕や子供達は初来園だったので、「オールドスクールだねぇ。」とローカル遊園地を楽しく満喫しました。

帰ってから子供達を寝かせた後に「西武園楽しかったねー。」と花と話していると、ポロポロと涙が。

西武園は、確かに錆びれていて、時代から取り残されたような遊園地でした。
でも花にとっては、小さい頃は怖かった大きなネコの出迎えも、SMAPが来てギュウギュウに人が詰まっていたコンサートホールも、今はトランポリンしか置いていないけど当時は出店や遊具や人だかりで活気に溢れていた遊歩道も、全てが素敵な思い出だったんだよね。

花の話を聞いていたら、小学生の花に会えたような気がして、何だか感動しました。

誰の心にもある、少年や少女の頃の思い出。それは常に何処かの風景とともにあって、その風景自体に価値があるんだと知りました。
そしたら、地震の事やダムの事とか、色々と考えてしまい、涙が出てきました。

今、僕達夫婦が住んでいる場所や、何気なく通っているレストラン、毎年行く旅行先、それらが子供達にとって、とてもとても大切なんだと改めて感じました。
これからも花と一緒に子供達にとっての大切な風景を作っていきたいと思います。

▼2018/1/26 BD

1月26日。
誕生日を迎えました!

誕生日当日は、六本木ヒルズクラブでお世話になっているクライアントさんの新年会でセミナーと司会を担当させて頂いてました。
回が始まって10分、次のプログラムを読み上げていると、突然暗転。「ありゃ?」と思ったら、衆議院議員の先生と誕生日が1日違いという事で、ご一緒にサプライズでお祝いしてもらっちゃいました。嬉し過ぎ。

滞りなく新年会が終わり会社に戻ると、今度はアクエリアスメンバーにサプライズでお祝いしてもらっちゃいました!男だらけのオフィスで野太いハッピーバースデーソング。もともと会社に戻らず直帰予定だったのに、ちゃんとケーキまで買ってくれていて、カンゲキ!

Facebookやお祝いメッセージやお祝いメールも頂き、良い年になったのにまだ誕生日が嬉しいとのだと気づかされる、良い誕生日になりました。

誕生日の翌日、毎年行っているレストランへ行って家族でお祝い。僕の誕生日が、結婚記念日でもあるので、みんなで色々お祝いしました。
普通、妻の誕生日とか、なにかの記念日とかが結婚記念日かと思いますが、ウチは結婚するタイミングの時に「とにかく毎年忘れない日で、近々にある特別な日」が僕の誕生日だったので、この日が入籍日となりました。実際、忘れません。笑
花と璃子と3人で市役所に行った事を今でもよく覚えています。

今年は、去年よりもさらに良い年になるように、「粋でいなせな日本人」を目指して邁進していきたいと思います。

皆さま、今年もよろしくお願いします!

▼ピーナッツダイナー

“スヌーピーは、アメリカの漫画家、チャールズ・シュルツが1950年から書き始めた漫画『ピーナッツ』に登場するビーグル犬。”
って知ってました?

僕は、何年か前に六本木ヒルズに観に行ったスヌーピー展で初めて知りました。スヌーピーって名前が浸透してるから、「ドラえもん」みたいに「スヌーピー」って漫画があるんだと思っていたのですが、実は違って、「キテレツ大百科」の「コロ助」的関係なんだと一人で会得しました。

横浜赤煉瓦倉庫エリアは、いつ行ってもステキですね。ここのマリン&ウォークに出来た「ピーナッツダイナー」に行って来ました。ミニハンバーガーであるスライダーがブッフェ形式になっているので、子供達も大喜び。何より店員さんが優しいので、すごく気に入ってしまいました。

また横浜が一段と好きになった一日でした♫

◆「全然大丈夫。」

僕は今、伊勢丹にいてブログを書いています。
今はブログを書く以外、何も出来ないからです。
詳しく説明します。

今日は花が仕事て出掛けており、珍しく一人で次女の樹似(2歳)の面倒をみることになりました。
二人で過ごすことはレアなので、「どこ行こうか?」とか「何を食べようか?」とか割と戸惑いますが、困った時の子供の味方【ボーネルンド】で十分に遊び、欲しがったピンクのミニカーも買って樹似はご機嫌。
今日は樹似に時間を費やそうと腹を括っていたので、普段なら時間の浪費に感じてしまうような言動、例えば、目的地とは全く無関係なエスカレーターに「乗う(乗る)!」と言われては乗せ、やはり目的地と全く関係のない百貨店のベビーカーに「乗う!(乗る)」と言われては乗せて、樹似の言う通りに付き合いました。もちろん樹似は終始ご機嫌。父としての務めを100%果たした気になりました。

で、日も暮れ始めたので、何か食べようとおもい、伊勢丹のレストラン街でISETAN DININGに行きました。なぜココかと言うと、通路がめちゃくちゃ広いのでベビーカーでもスイスイ行けるし、他の店に比べて子供がいても良しとされる柔らかい雰囲気が漂っているからです。
席へ案内していただき、座って一息ついた途端、何が気に食わなかったのか樹似が絶叫して泣き始めました。どうやらベビーカーを受付に預けたのが気に入らなかったみたい。
一度火がついた樹似の泣き声は、とどまる事を知りません。「ねぇねぇ。」とか「大丈夫だよ。」とか言っても聞こえてません。涙と鼻水で顔がぐちゃぐちゃなので、樹似の声が店内に響き渡る中、リュックからウェットティッシュを取ろうとすると、隣りの席の方と目が合いました。そして、こう仰いました。
「大丈夫よ。大丈夫。みんなそうして来たんだから。全然大丈夫。」
その言葉を聞いた時、不覚にも泣きそうになりました。

電車に乗ると時々、大声で泣いている赤ちゃんを抱っこしたお母さんがいます。混んでいる電車に気まずそうにベビーカーで入って来るお母さんがいます。店内で大声で泣いている子供に真剣に話しているお母さんがいます。
「まったくうるせーなー。ファミレス行けよ。」って思うかもしれませんし、「こんなに混んでる電車に乗って来んじゃねーよ。」と思うかもしれません。
けど、それは本人達が誰よりも分かってるんです。誰よりも気まずくて、申し訳なくて、もっと良い方法があったのかもしれない、電車に乗る時間をズラせなかっただろうか、もっと他のお店の方が良かっただろうか、そもそも何か買って来て家で食べるべきだったのだろうか、と思っているんです。

だから、「大丈夫よ。みんなそうして来たんだから全然大丈夫。」なんて素敵なおばさまに言われると、その大きな愛情に心から感動してしまうんです。

「あ、ありがとうございます。申し訳ないです。」と短く御礼を言うと、絶叫する樹似の目と鼻を拭き、一旦お店を出ました。抱っこしたり、歩いたりして、ようやく泣きやんだ樹似を再び連れて席を戻り、あんかけチャーハンです。
「何が食べたいか」ではありません。「何なら片手で食べれるか」です。
樹似は2分もしないうちに、再び絶叫し始めました。樹似を抱っこすると、クスンクスン言いながら、そのまま僕に寄り掛かって眠りました。
そうだよね。眠かったんだよね。
抱っこ紐を取ったり、ベビーカーにいれたりしたいけど、一ミリでも動くとまた絶叫して泣くのではと思うと、まるで動きが取れません。
右手が動く範囲でできる最大限は何かというと、携帯でブログを書くことくらいです。

そうゆうわけで僕は今、伊勢丹にいてブログを書いています。ブログを書くこと以外、何も出来ません。腰はもう爆発しそうです。
しかし、平和な時間が流れています。
あともう少しこの時間が続きますように。

◆璃子の学芸会

小学5年生の璃子は、学芸会で主役の座を得ました!やったぜ!璃子。(ちなみに主役は、3人います。)
主役の決め方はオーディション形式。手を挙げたやりたい人が体育館で1人ずつセリフと歌を歌っていき、生徒の投票で決めるというもの。
オーディション前日から緊張している璃子に「とにかく元気に!恥ずかしがるのが一番サムい!」と言って送り出しました。

結果、璃子は緊張しながらも主役をゲット!
演目は、芥川龍之介の「杜子春(とししゅん)」。
震えるほど渋いじゃありませんか。
芥川作品の中では児童向けとはいえ、人間の内面にある美しさとエゴイズムを描く芥川作品と聞いて大人も興奮。期待が高まります。

本番を迎えるまでに、璃子は自分なりに歌と芝居の練習をしていました。
ソロパートの練習風景を見ていた花が「もっとお腹から声を出さないと聴こえないよ。喉で歌わないで、お腹から歌うんだよ。」と。
傍らで見ていた僕も「このシーンは杜子春がボロボロになっているんだよね?そしたら、そんなに大股で歩くかな?璃子ならどう?」と本気の演出。笑

リビングで練習を進めるうちに、小学生特有の「なんか笑っちゃう」モードに璃子が入り、ニヤついてやっていたら花が喝を入れました。
「他にもやりたかった子がいるんでしょう?それなのに璃子がニヤニヤやってたらどう思う?自分でやりたいって思って手を挙げたんでしょ?やるなら本気でやりなさい!」と。

本当にそうだよね。
そうだ!頑張れ!璃子!

その日以来、毎晩お風呂から渋めな歌詞の歌声が聴こえてきました。

そして、11月のある土曜日。今日は本番当日。
体育館は普段と違い真っ黒いカーテンが引かれ、壇上はスポットライトで照らされています。
前の学年の演目が終わり、いよいよ5年生の出番。
どの子も1年生の頃から見ているから、勝手に愛着湧いてます。笑

生演奏とともに第一幕が開演。
元は大金持ちだったのに、今は地位も名誉も財産もなくしてボロボロになった杜子春。
下手(しもて)から杜子春である璃子が出てきました。
力なくとぼとぼと歩き、目は虚ろ、全身から生気はなく、人々から嘲笑される姿はまさしく杜子春でした。
リビングで練習した通り、いや、それ以上の出来です。
まだ一言も喋っていないのに、その姿を見て、璃子の練習と気迫が伝わってきました。

ボロボロになった杜子春の目の前に仙人が現れ、再び財産を与えてくれます。
ここで璃子のソロパート。
「ああ ありがたい ありがたい 神も仏もない世の中で 捨てない人もあるものか」

璃子は、もう杜子春そのものでした。
懸命に歌う璃子の姿を見て、心から感動しました。

朝、「行ってきまーす。」といつも通り家を後にした璃子に、
普段、僕が帰ってくるといつも隠れんぼする璃子に、
休日には家族でごはんを食べることが大好きな璃子に、
きちんと自分の世界があって、その中で一生懸命生きているんだということを改めて確認しました。

璃子の親になることができて良かったといつも感謝しています。
親になる喜びをくれて、本当にありがとう。
子供たちはどの子もみんな最高の芝居と歌声で輝いていました。
今日は小さな学芸会で、大きな感動をもらった一日でした。

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