花が小さい頃にパパによく連れて行ってもらったという西武園へ。

花は20年以上ぶりに来て、
「あー!ネコがいない!」
「え?!ジェットコースターは?ない!」
「ここ遊具いっぱいあったのに無くなってるー!」と
明るく楽しくワーワー騒いでいました。

僕や子供達は初来園だったので、「オールドスクールだねぇ。」とローカル遊園地を楽しく満喫しました。

帰ってから子供達を寝かせた後に「西武園楽しかったねー。」と花と話していると、ポロポロと涙が。

西武園は、確かに錆びれていて、時代から取り残されたような遊園地でした。
でも花にとっては、小さい頃は怖かった大きなネコの出迎えも、SMAPが来てギュウギュウに人が詰まっていたコンサートホールも、今はトランポリンしか置いていないけど当時は出店や遊具や人だかりで活気に溢れていた遊歩道も、全てが素敵な思い出だったんだよね。

花の話を聞いていたら、小学生の花に会えたような気がして、何だか感動しました。

誰の心にもある、少年や少女の頃の思い出。それは常に何処かの風景とともにあって、その風景自体に価値があるんだと知りました。
そしたら、地震の事やダムの事とか、色々と考えてしまい、涙が出てきました。

今、僕達夫婦が住んでいる場所や、何気なく通っているレストラン、毎年行く旅行先、それらが子供達にとって、とてもとても大切なんだと改めて感じました。
これからも花と一緒に子供達にとっての大切な風景を作っていきたいと思います。