【入院6日目の夕方】
実は今、入院してます。10年くらい前にバスケ🏀をしてた時に膝の半月板を断裂してしまいました。
#バチンって音が聞こえるレベルで痛めた
ずいぶんほったらかしにしていたんですが、1年くらい前に筋トレしてトドメを刺してしまったみたい。激痛が続き、しばらく足を引きずっていました。イテテ。
2ヶ月くらい経った時点で普通に歩けるくらいまで回復し、リハビリもしていたのですが、どうもスッキリ治らないので、思い切って手術することにしました。
膝の半月板を縫合する手術です🦵腰椎麻酔と全身麻酔で、眠っている間に手術は終了。術後、2日くらいは悶絶する痛みです。
車椅子でトイレに行くだけで、ぜえぜえハアハア息切れするほどです。
#せーので足に針1000本刺すくらい痛い
#看護師さんたちが優しすぎて泣ける
しかし、何よりキツかったのが頭痛です。腰椎麻酔をした影響らしく、過去に例のないマンモス級の頭痛に襲われています。寝ていると大丈夫なのですが、起き上がると5分と経たないうちに頭がガンガンしてくる.
腰痛麻酔の影響で出る低髄圧という症状らしいのだけど、もう足の痛みを全部忘れるくらい頭痛がヤバい。1週間程度で良くなるとのことで、ようやく今日の昼くらいから回復してきました。これほどまでに髄液に依存して生きてるなんて、今まで知らなかった😌
子供たちからの励ましの手紙のおかげで、何とか踏ん張っています。
#ぱぱリハビリがんばってね
#パパはやくたあいんしてね
#暗号みたいでも子供の字は不思議と読める
【入院して思うこと】
手術直後は一人でトイレすら行けません。ベッドから車椅子に乗るだけでも看護師さんに手伝ってもらう始末。また、現在はコロナ禍のため、家族にも面会できません。3日間シャワーに入れず、気分転換に起き上がると5分で頭痛に襲われ、1日のうち23時間くらいベッドの上にいる。
そんな日を数日過ごしていたら、改めて「日常」がどれほど尊いのか分かりました。
- 朝、花と散歩してノースリンクのコーヒーを飲むこと
- 健ちゃんや當摩くんとミーティングした後、一緒にルイプリマの大盛りパスタを食べること
- 受験勉強を頑張っている璃子にハーゲンダッツを買って帰ること
- 夕方、樹似を迎えに自転車に乗ること、帰りに恐竜ショーを見るために寄り道すること
- 家族でオリンピックを見ながらアスリートを応援すること
- ベッドで「おしりたんてい」を読んで子供を寝かしつけること
そんな何でもない日常を送れることがどれだけ幸せなことか。
いずれ最期を迎える時に「ああ、あのVITTONのバッグ買っておけば良かった..」と思う人はまずいないと思う。
でも、「ああ、あの時、無理してでも家族みんなで旅行に行けば良かった..」と思う事はあると思うんです。入院したら物欲や金銭的な欲求がさらに下がりました。財布なんて車椅子の上に放り出してあって、日常じゃ考えられないほど無防備な状態。
「そんなことより..」なんです。
退院したら、またジェットコースターのような日常に戻っていき、この感覚も溶けるように忘れていくと思う。でも、入院生活だからこそ改めて見直すことができた「本質的に人生で大切なこと」を忘れたくない。
帰ったら「日常」を抱きしめようと思う。
今、確信を持って言えます。
「幸せ」は僕たちの「日常」の中に全部詰まっているのだと。
PS
今日のリハビリで車椅子を卒業し、松葉杖になりました👨🦯